第1講

第1講として、11月10日（金）15：30～16：30、三重大学の朴 恵淑 教授をお招きし、「パリ協定書と若者、自治体、企業の役割と国際環境協力」と題してご講演をしていただきました。

第2講

第2講として、11月17日（金）15：30～16：30、名古屋産業大学の伊藤雅一 教授をお招きし、「CO2濃度データを利用した探求的な学習活動」と題してご講演をしていただきました。

主に、身近な地域環境とCO2濃度の可視化、学校周辺のCO2濃度はどのように変化しているか、学校周辺のCO2濃度はどのように分布しているか、探求的な学習活動はどのように進めるのかなど、基本的な部分の講義を詳しくしていただきました。また、次回に行うレッド・ヒル・ヒーサ―の森でのCO2濃度測定実習に向けた測定機器の使い方や、測定方法についても教えていただきました。

第3講

第3講として、11月17日（金）13：30～17：00、名古屋産業大学の岡村 聖 教授をお招きし、「ヒーサ―の森のCO2濃度調査」と題して、赤塚植物園の朝津味研修室およびレッド・ヒル・ヒーサ―の森に於いて、講義を実習をしていただきました。

現地（レッド・ヒル・ヒーサ―の森）までは、バスで20分くらいの移動です。

各班のメンバーは、中学2年生と3年生の縦割りです。

まず、岡村教授の講義を受けました。

CO2濃度測定の意義や測定方法の説明、どのポイントを調査するかの分担が行われました。

班別に測定機器を持って、ヒーサ―の森へ入ります。心配された雨も止みました。

早速測定開始です。各班4箇所の測定を行いました。

CO2濃度と、糸を使っての風向測定、GPSでの位置確認を行います。

大きな木です。ヒーサ―の森のシンボルツリー、レッドウッドです。

光合成によるCO2の吸収実験もしますので、植物を採取しました。

測定数値のまとめと、CO2の吸収実験のための密閉容器に植物と測定装置をセットします。

CO2濃度の値を報告し、一覧にまとめます。

並行して、光合成による吸収実験の装置を屋外に設置し、30分後に数値を読み取ります。

曇っていますので、上手くいくか心配ですが、どうなるでしょうか。

最後に、全ての班のデータを共有して、まとめます。CO2の濃度別に色分けをしています。

考察をしているところです。全部で16箇所の測定ができました。

規則性がうかがえます。CO2濃度が小さいところを青、大きい所を赤としています。各班、気付いたことを発表しています。

先生から、考察のヒントになる「炭素循環」について説明がありました。

黒いビニールで覆って、植物の呼吸による排出量の測定も行いました。

葉っぱの形状や大きさによる差があるのか、各班で使用した植物の特徴を発表しています。

いろいろな結果になりました。植物の種類による違いは大きいようです。

最後に、機器を片付けて、解散しました。

実際に森で調査をすることは、貴重な体験であり、とても有意義な実習でした。先生と記念写真を撮る生徒もいました。三重テレビとZTVの取材、インタビューも受けました。